ホテルに泊まる場合、殆どの人が必ず受けるサービスにモーニングコールがある。今では部屋に備え付けの目覚まし機能を使うことが多く、モーニングコールをホテルに頼まない人も多いのかもしれない。
私の場合は、人の声で目を覚ましたいので、どちらかと言うとモーニングコール派である。残念なことに最近ではモーニングコールもテープの音声が主流になりつつあり、「目覚まし」で目覚めるのと大差ないことも多くなった。しかし今でも一流のホテルになるとオペレーターがちゃんと肉声で起こしてくれる。
「おはようございます。○○様、□□時でございます」と名前で呼んで起こしてくれる。
私の場合はこれで十分に満足していたが、たまに睡眠不足が重なって一度のモーニングコールで起きる自信がない時などは「目覚まし」と「モーニングコール」の両方を使っていた。機械的な音と肉声とのアンバランスに違和感がないわけではなかったが、当たり前の事として受け止めていた。

ところがある日、いつものようにモーニングコールを頼もうとオペレーターに電話をしてみた。
私:「明日の7時に起こしてもらいたいのですが・・・」
オペレーター:「○○様でございますね。かしこまりました。明日7時で承りました。」
私:「ありがとう。」
ここで電話を切ろうとしたら、なんと次のように聞いてきたのだ。
オペレーター:「ところで2回目のモーニングコールはいかが致しましょうか。ご要望があれば手配致しますが・・」
正直、驚いてしまった。初めての経験だったからだ。モーニングコールを頼んだ後、目覚ましをセットしようと考えていた私は、すかさず
私:「では、2回目は7時15分にしてください。」
オペレーター:「○○様、かしこまりました。7時15分で承りました。それではおやすみなさい。」
翌日、モーニングコールは確かに2回あった。
オペレーター「おはようございます。7時15分でございます。」
私:「おはよう。2度目のモーニングコールありがとう。」と眠そうな声で答えて電話を切ろうとした。すると「眠そうな声」を察したのか、次のように聞いてきたのだ。
オペレーター:「次のモーニングコールは必要ございませんか。もし宜しければ・・・」
私:「え、いえ・・もう結構です。ありがとう」
オペレーター:「わかりました。では、○○様、どうか良い一日を」
参りました。すばらしい。ここまでホスピタリティが行き届いているとは・・・・・
やはりこのホテルの評価が高いのは施設などのハードだけではない。泊まってみてはじめてわかるサービスの質の高さを実感させられた。
たかが「モーニングコール」されど「モーニングコール」である。
些細なことも知れないが、ホテル側のほんのちょっとした心配りがゲストを感激させる。
このようなホスピタリティを体験したゲストが多いからこそ、このホテル(マカティ シャングリ・ラ マニラ)はゲストから一流としての評価や名声を保ち続けることが出来るのだと思う。
注意:すべてのゲストがこのようなサービスが受けられるかは確認しておりません。あくまでも個人的な体験を書いたものです。また、オペレーターとの会話は英語を使っておりオペレーターが日本語を話すわけではありません。
山口ジュンペイ

コメント (2)
「郵便配達は2度ベルを鳴らす」という映画がありましたが、そうですか、シャングリラではモーニングコールは2回鳴るのですね。さすがという感じです。こんな超一流ホテルの機微を楽しもうと思ったら、やっぱり英語でしゃべらナイトですね。夏までにちょっと勉強して私もそんな心温まる体験をしてみたいものです。貴社は旅行英会話のセミナーとか、イベントはやらないのですか??
投稿者: オジチャマ | 2007年04月25日 18:32
日時: 2007年04月25日 18:32
モーニングコールを2回してくれるのは初耳でした。
私は、いつも二度寝をしがちなので、とてもありがたいサービスです。いったい、何回までリクエストできるのでしょう。。。
投稿者: 旅好き | 2007年05月31日 15:04
日時: 2007年05月31日 15:04